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実績工数で利益を上げる

標準時間とサイクルタイム

いろいろな生産性向上活動の結果わかったことは、ストップウォッチを使って実績工数を測定し、またはDWFで標準時間を計算し、正味工数、余裕、管理工数、アイドル工数をもとに生産性を考えるのは現実的ではないということだ。

経験した中で最も効果のあった生産性向上の方法は、「サイクルタイム」を元にした活動である。
サイクルタイムは、前述の作業日報から集計される実績工数を元に定めた、目標作業時間である。
作業日報をもとに現状を分析し、問題点を洗い出し、サイクルタイムを基準として、稼働率、作業能率を向上させるのである。
作業日報から集計された実績工数をもとにサイクルタイムを定め、作業能率の向上を進めた結果、活動開始後6ヵ月で生産性が23%向上し、残業が減って給与総額が下がり、申し訳なくて困ったという生産性向上活動のケースもあった。

ポイントは、作業者に押しつけることなく、自発的に参加を促し自ら向上心を育ててもらうことにある。

従来の、標準工数を元にした改善活動、上位下逹式の生産性活動からみると、カルチャーショックを感じるかもしれない。

この方法が未導入の工程なら、実施さえすれば20%程度の生産性向上は得られるだろう。

標準時間は使えない

一般に、標準時間はWF( 標準時間測定法)などで設定し、その時間をもとに作った標準工数を正味工数として作業の基準にする。
そして、次のように考える。
    実績工数 = 標準工数 + 管理工数 + アイドル工数
        標準工数 = 正味工数 ( 1+余裕率)
        正味工数とは熟達した作業者が与えられた時間内に作業できる作業工数
        余裕率は、0〜5%ほど。(80年代は 15〜19%、90年代の韓国自動車産業で20%)

数式をみると、標準工数以下で作業できないことになる。
だが、実際はそうではことが、サイクルタイムでわかる。人間の潜在能力は、想像以上のものである。

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この方法を用いるとき、紙ベースで行うのは作業日報を記入してもらうだけがよい。
集まるデータからは、かなり精密な実績工数が得られ、これを元に個別原価が、さらに経営のための様々なデータを得ることができる。
これを効果的にコストパフォーマンスよく行えるものが、パソコンデータベースである。

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